三鷹天命反転住宅
梯子があったので、早速登ってみる私~。

すっかり遊んじゃってるですよ。
床にデコボコだけでなく傾斜があるのがわかりますか?

天井の傾斜は床とは逆方向に傾斜が掛っていて、
部屋の角から対角線の角を見ると、物や人の大きさが違って見えるんだよ。
写真ではちょっとわかりにくいけど、
部屋の手前ほど天井と床が離れていて、奥へ行くほど
その感覚が狭くなってます。

この天命反転住宅は
「天命を反転させる」=寿命をひっくり返す、という意味で
「死なない身体を創る」ために考えられたんですって。
こんなところでは暮らせないよー

床は慣れてくると自然にカラダが土踏まずをデコボコに合わせて
歩くようになるし、
多様な色は目が調整能力を発揮してして刺激を感じにくくなるし、
物をフックに引っかけるためにいろいろな筋肉を使うし、
それらを避けて歩くのも自然にできるようになるんだそうですよ。
副題に “In Memory of Helen Keller” と付けられていて
解釈はそれぞれ自分で考えてくださいね、と言われたのですが。
常識や世の中の決まりごとに囚われず、感覚を研ぎ澄ませて生きる
ことによって死なない身体になるってこと?
確かに感覚は相当鍛えられそうだよね。
てか、この家でボ~っとしてたら危険で生きていけないですよ

ゲージツ家は考えることが違うなぁ。
でも、家に安らぎを求める人には向きませんねー。

これなんか、宇宙船の中みたい。
不思議な空間だよね。

この建物には「柱」が全くないんだって。
キッチンの辺りにある紫のは、配管が通ってて空洞。
しかも曲がってるから「柱」としての機能はありません。
いったいどんな構造になってるかというと…
資料を見せていただきました。 ※天命反転住宅資料を写したものです。

これらのブロック同士が互いを支えあってるんだって。
これが3階建ての1棟。

全部で3棟、9世帯が入居できます。
実際に住んでる人がいるんだよ
ちなみに、今、ミニシアター等で上映されている
「死なない子供、荒川修作」というドキュメンタリー映画は
本当にここで暮らして子供を育てた映画監督さんの作品です。
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さて、お天気もいいので特別に屋上へ上がる許可が出ました。
でもね、
こんな非常階段を上るのよ。

ということで、高所恐怖症のパパはパス。
私はもちろん、ウヒウヒで上って参りましたわ。

さっぱり・すっきりな屋上ですね。

それもそのはず、手摺は申し訳程度にしかありません。

大胆にも下を覗き込みながら写真を撮ってる人がいますね。

もちろん高所大好き症の私も真似してみました。


さあ、下へ戻りましょ。

うふ~ん、楽しいわぁ。
一階の事務所を見せていただけるとのことで、更に下へ。

おおお、生活感バリバリですね。

物があちこちからぶら下がりまくってます。
見学者たち、大はしゃぎ(笑)

これは、竣工祝いのようですが。焼酎?

いやいや、楽しい見学会でございました。

見学会は不定期に開催されてるようなので、興味のある方は是非!
そうそう、
いつも前を犬たちと自転車でサ~ッと通り過ぎるだけなので
気付いてませんでしたが、
門扉も可愛かったです。

穴にカラフルなビーズが埋め込んでありました。
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家に帰ると、お留守番犬たちが待ってました。

ごめんね、犬は禁止だったのよ。
でも、
キミたちは結構臆病だから、
連れて行けたとしても、天命が反転するどころか
脅えて動けなくなっちゃったかもね


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岐阜県の養老公園にも、同じ作者による「養老天命反転地」という
巨大なすり鉢状の不思議な空間があるそうです。
犬は連れて行けませんが、興味のある方は行ってみてね。